2022/07/17
【不動産豆知識㉖】防音性の高いお部屋の見分け方とは?
お部屋探しの際に、防音性が高いお部屋を条件としている方は少なくないかと思います。
過去に騒音トラブルがあったなど、アパートからマンションへ住み替える方も多くいます。
ですが、マンションタイプへ住み替えをしたが、想像以上に騒音対策がされていなかったという方も中にはいらっしゃいます。
今回は、内見時などでどういった部分を確認すれば良いのかをお話したいと思います!
まずは建物構造から理解してみましょう!
マンション・アパートの構造の違い
鉄筋コンクリート造(RC造)
鉄筋コンクリート造とは、鉄筋とコンクリートを組み合わせ固めたものを壁や床・柱・梁に使用しており、主に分譲タイプや大型のマンションなどに用いられております。
強度があるうえ、コンクリートは音にも強いため防音性が高いといえます。
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
鉄骨鉄筋コンクリート造とは、鉄筋コンクリートにさらに鉄骨を埋め込んだ構造で、主に高層マンションで用いられております。
鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄筋コンクリートの弱点を補っており、防音性はもちろん耐火性・耐震性にも優れております。
重量鉄骨造(S造)
重量鉄骨造とは、壁の厚さ6ミリ以上のものを柱や梁などの骨組みに使用した構造です。
軽量鉄骨造よりも厚みがあり、強度もあり3階建てのマンションやビルなどに用いられており、耐久性・耐火性も高いです。
軽量鉄骨造
軽量鉄骨造とは、壁の厚さ6ミリ未満の鋼材を使用した構造です。
戸建てや、2階建てまでのアパートに用いられることが多いです。
マンションタイプよりも費用を抑えられることから、家賃も比較的安く設定されております。
木造(W造)
木造は、柱や梁などの主要な部分に木材を使用しており、構造上柱や壁に隙間があるため通気性が良く、一年中湿度を保つことができます。ですが、音も通しやすい為防音性は低いと言われております。
軽量鉄骨造と同じく、戸建てやアパートに用いられており、木材などはコストが低いことから家賃も低く設定されております。
防音チェックの方法
壁を叩く
隣の部屋と隣接している部屋の壁を軽く叩いてみることで、防音性を確かめることができます。
たたいた時に詰まった音がした場合、隣との間にコンクリートが流し込まれている可能があり防音性が高いといえます。
反対に、軽く抜けた音がした場合はコンクリートよりも防音性の低いボード使用されていることがあります。
部屋の真ん中で手をたたく
部屋の真ん中で手をたたくことで、防音のある部屋なのかがわかります。
音が反響していれば防音性の高い部屋と言え、音が反響しない場合は音が外へ抜けているということで防犯性が低いといえます。
窓の厚さを確認
壁の厚さに問題がない場合でも、窓の厚さなどで音が外へ漏れてしまっていては、防音性の高いへやとは言えません。
内見時には、壁だけでなく窓の厚さなども必ず確認しておきましょう!
隣の部屋との玄関距離を確認
部屋が横並びになっている場合に限りますが、隣のへやとの玄関距離がどれくらい離れているかでどれくらいの壁の厚さがあるのか推測できるかと思います。
玄関ドアが極端に近い場合は、部屋の構造にもよりますが壁が薄く設計されている可能性があります。
防音性の高い部屋の探し方
建物構造から探す
最初にお話したマンションタイプ特に鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造は防音性に優れているといわれているため、お部屋探しの段階でマンションタイプで探すことをおすすめします!
楽器相談物件
楽器相談が可能なお部屋は、ある程度の防音対策がされている可能性があります。
音の部分で気になるという方は、是非楽器相談可能な物件でお部屋探しをしてみてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
隣人が夜中に日常的な音ではない騒音を出している、上の階の住人が必要以上にどんどんとしていてうるさいなど、通常の生活ではしない騒音に関しては実際に住んでみないとわからないというのが現状です(´;ω;`)
今回お話したように建物構造や内見時に壁や窓などを確認することによって、騒音トラブルなどの可能性を低くすることはできますので、ぜひ試してみてください♪
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この記事を書いたライター
アブレイズ編集部
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